ポリ袋は現在私たちの生活になくてはならないものとなり、その利用方法はさまざまな分野に広がっています。現在市販されている袋には食品用の用途に使うべきものと、ごみなどを入れるために使うべきものに別れています。それらの違いは食品検査機関の検査を通ったものであるかそうでないものかの違いです。ゴミ袋用として販売されているものは非食品用の原料が使われています。ポリ袋の利用方法として肉料理の下ごしらえなど、調理器具の代わりにポリ袋を利用するといった方法が広まっています。これは調味料などで汚れた袋をそのまま捨てることができるので非常に好まれる利用方法ですが、ここでひとつ注意しておかなければいけないことがあります。それは食品用以外のポリ袋を食品の調理などに使うことはお勧めできないということです。台所用として販売されているポリ袋は食品用ということで製造現場は清潔を意識した場所であることが多く、ごみの廃棄用に生産されたものに関しては基本的に食品に触れるものとしての配慮はなされていないものと考えたほうが安全です。また、市販されている食品用のもののなかにも海外で生産されたものとそうでないものがあります。食品用として利用するのであればより安全な国内生産品のほうが好まれてる傾向にあります。

また、一般にポリ袋と呼ばれているものには二種類のものがあります。それは高密度ポリエチレンから作られたものと低密度ポリエチレンから作られたものです。どちらも大差ないように見えますが、特性には大きな違いがあります。高密度ポリエチレンは1952年、あるいは53年にドイツで開発されました。機械的強度、低温特性、薬品耐性、耐水性に優れていて、引っ張りには強いのですが伸びにくい特性があります。衝撃に対する耐性はさほど強くはありません。また、低密度ポリエチレンは1933年にイギリスで偶然発見された素材です。高周波絶縁に優れていることからレーザー部品などに使用され、第二次世界大戦で連合国側の勝利に貢献したともいわれています。日本では50年代後半から生産されるようになり、現在では合成樹脂の中では最も普及しています。低密度ポリエチレンは透明性に優れており非常に柔らかく、よく伸びます。衝撃には強い傾向があります。双方ともに燃やしてもダイオキシンは発生しませんが、高温に対しては強くありませんので加熱することは避けたほうが良いでしょう。近年は環境問題に配慮し、どのような素材であれリユースしよういう傾向がありますが、素材の特性にも十分に配慮して使うことが大事です。